損をしない！大切な着物を高く売りたい時のポイントまとめ | 着物買取ランキング！相場・口コミのおすすめ5選

着物を売りたい！おすすめは出張宅配買取

実家の整理で着物がたくさん出てきたり、頂いたけれど着物を着る機会が無かったり。大切にしたいけれど、使う頻度が少なくて困っている方も多いかと思います。いっそ売ってしまおう、と思っても洋服に比べるとどうしても出番の少ない着物を、ちゃんと買い取ってもらえるのか心配になります。着物を買い取ってもらう方法は、大きく分けると4つあります。

リサイクルショップに持ち込む
地域やイベントで開かれるフリーマーケットに出す
ネットのオークションに出品する
着物専門の買取業者にお願いする

このほかにも、着物を販売している店舗で買取を行っていることもあります。

避けた方がよい売り方

避けた方がよい売り方の1つは、リサイクルショップに持ち込むことです。リサイクルショップでは1キロ何円で買取をしている店舗も多くあり、たくさんの着物を持ち込んでも、たったの数百円にしかならないこともあります。店舗に持ち込むだけで簡単に査定をしてもらえて、その場で買い取ってもらえるのは便利な点ですが、正確な評価をしてもらえない可能性が非常に高いのです。

古い着物は、多くの場合、人の手で作られた技術の詰まった逸品です。化学繊維で作られた着物もありますが、証紙と呼ばれる着物の産地や作者を証明するものが付いているような場合は、きちんと専門家に見てもらった方がより高く買い取ってもらえます。

ただ、中には着物を専門に扱うリサイクルショップもあるので、もしリサイクルショップを利用するようなら専門のお店にした方が良いでしょう。もう1つは、フリーマーケットに出すことです。フリーマーケットでは、自分で金額を設定できるのが利点です。そのため高い値段を付けられますが、売れないことの方がほとんどでしょう。

また自分では安いと思っていた着物が、実は高額な品だったという可能性もあります。それなりに着物の価値が分かる人なら高くても購入してくれるかもしれませんが、避けた方がよいでしょう。それに着物を会場に運んだり、値札をつけたり、自分にかかる負担が増えてしまいます。

ネットを経由した売り方

インターネットオークションに、一般の人も簡単に出品できるようになりました。フリーマーケットに比べると、会場まで運ぶ時間や手間はかかりません。自分で金額を設定できる上、価値を知る人同士で競り合うこともあり、思いもよらぬ価格で売れる可能性もあります。

しかし一方で、自分でほとんどの手続きをするため、買った人からクレームが入ることも考えられます。すぐに売れないこともあるので、実家の整理をしたいと考えているような場合には、手元にいつまでも残ってしまう場合があります。

迅速な査定、簡単買取

同じネットを経由したものでも、着物買取専門店での買取サービスがあります。インターネット上のサイトで申し込むので、手間がかかりません。買取方法としては、着物を業者へ送って査定し買い取ってもらう『宅配買取サービス』。もう一つは、自宅に担当者が来てその場で査定と買取を行ってくれる『出張買取サービス』です。

宅配買取サービスの場合は、着物を業者へ送ったらあとは査定を待つだけなので、自分の手間がほとんどかかりません。業者によっては無料で段ボールなど梱包に必要ものを用意してくれたり、自宅まで引き取りに来てくれるので、着物の数が多くても助かります。

また出張買取サービスの場合は、自宅で査定する様子を見ることが出来て、なぜその価格になったのか聞くこともできるので、安心して任せることが出来ます。自分が大切にしてきた着物であれば、なおさらです。自分が着物に詳しくなくても、専門に取り扱っているお店の担当者であれば、価値あるものには相応の値段を示してくれます。

オークションやフリーマーケットに比べて、たとえ価格は高くなかったとしても、売れ残ってしまうということはありません。傷があって値段が付かなくても引き取ってくれる業者もあるので、査定を依頼する価値は十分にあります。

そもそも着物はいくらで売れるのか

では実際に着物を売ってみよう、と思っても、一体いくらで売れるのか相場が分かっていると安心ですよね。買取店で不当に安い価格を示されても、それなら別のお店で売ろう、と判断することが出来ます。着物の相場についてですが、絶対的な相場というものはありません。その理由は3つあります。

洋服と同じで流行がある
生地や素材によって価値が大きく異なる
古いものが今の人のサイズに合わない

実は着物も洋服と同じで、新しいものほど高く売れます。全く誰も着ていない着物だと、新品としてより高い価値がつくのです。一方で古い着物にも、価値があります。なぜかと言うと、人間国宝として表彰された高名な着物作家が手掛けた作品や、今では希少価値の高い生地が使われていることがあるからです。おおよその今の相場はというと、次のようになります。

訪問着や振袖　1万円～10万円
黒留袖　6千円
帯　千円～1万円

これは、高く買い取ってもらえた場合の値段です。着物の相場の目安は新品の着物なら買った時のおよそ1割から2割、中古品は保存状態が良ければ1割、古すぎれば値段が付かないこともあります。

着物は１着あたり10万円や100万円といった高価なものが多いので、高く売れると思われがちですが、実際は買った時の1割程度で売れれば十分と考えておいた方がよさそうです。お互いに、それなりに納得のいく査定額で取引できると良いですね。

高く売りたいときに気を付けたいポイント

相場価格が分かったところで、少しでも着物を高く売るポイントは知っておきたいところです。

綺麗な状態で持ち込む

着物は、保存状態が良い、あるいは新品であるほど価値が高くなります。もし、袖や襟に白い糸で形作るように縫ってある着物をお持ちなら、それはそのまま査定をお願いした方が良いでしょう。『しつけ糸』というもので、新品の証拠になります。

また、もしも保存状態があまり良くなかったら、出来るだけ綺麗に畳むのも大切です。たとう紙と呼ばれる着物を納めるための和紙があれば、きちんと畳んでなるべく良い状態にします。

いくつかの見積もりを取る

着物の買取業者によって、査定額に差が出ることがあります。ほとんどの買取業者では、査定後即買取、とはなりません。買取を取りやめることも出来るので、査定額に納得できなければ別の業者にお願いしてみて、一番高く買い取ってくれるところを探した方がよいです。

サイズが大きいと価格が高くなる

最近、若い世代や外国の方が着物を着る機会も増えたため、中古の着物は人気が高くなっています。その中でも特に、仕立て直しがしやすいサイズの大きな着物は、とても人気があります。

もともとサイズが小さい着物は仕方ありませんが、もし大きなサイズの着物を持っていれば、それは特に高くなる可能性があります。特に身丈が160センチ以上、裄丈が65センチ以上の場合は仕立て直しもしやすく、現代人にも合うサイズなので、買取額が特に高いそうです。

証紙は忘れずに！

着物の産地や、誰が制作したかを証明するのが、証紙です。着物と同じ生地に、検品のマークや産地、製作者が刺繍等で記されています。証紙は、例えば大島紬などの有名な産地の着物や、ブランド品かどうかのはっきりとした証拠になるので、この証紙があるか無いかでは、査定額に大きな影響が出ます。宅配買取サービスを利用するときは、入れ忘れることのないように気を付けたいところです。